すし屋の玉酢(たまずし)

「熈代勝覧」(部分)© Staatliche Museen zu Berlin, Museum fur Asiatische Kunst (ベルリン国立アジア美術館), former collection of Hans-Joachim and Inge Kuster, gift of Manfred Bohms 2002, photography: Tadao Kodaira

日本橋通りに初めて登場したすし屋で、この図ではまだ屋台売りの仕込み店。
のちに日本橋の南側へ移転した。
藍染めの幟は、飲食の店の目印。握り鮨は、文政年間(1818~1830)頃に始まったといい、それ以前は押し鮨。
魚市場(魚河岸/うおがし)が近かったことから、現在も日本橋には江戸前鮨の老舗が多い。